ロレックス シードゥエラー ディープシー 126660 ブラック
ロレックス シードゥエラー ディープシー 126660 ブラック
ロレックス シードゥエラー ディープシー 126660 ブラック
「ディープシー126660」は、ロレックスのダイバーズウォッチコレクションでも上位にあたるモデルであり、300m防水の「サブマリーナー126610LN」、1220m防水の「シードゥエラー126600」を遥かに凌ぐ3900mという驚異的な防水性を実現しています。
「ダイバーズウォッチ最上位モデル」の座は、2022年に発売された「ディープシー チャレンジ 126067」に譲ったものの、ヘリウムエスケープバルブをもつプロフェッショナル仕様の本格ダイバーズウォッチとして、高い信頼性を誇る1本です。
ヘリウムエスケープバルブはその名の通り、「飽和潜水の際に時計内部に侵入する、ヘリウムガスを排出するバルブ」です。
なぜ時計内部にヘリウムガスが侵入するのか、という点は、飽和潜水の仕組みが関係しています。
深海へのダイビングは非常に危険な行為であり、急潜水は高圧神経症候群、急浮上は減圧症などを引き起こすため、深海で安全に長時間作業するためには「飽和潜水」を行うことが不可欠です。
飽和潜水は、気圧を調整できる「再圧タンク」と呼ばれる居住可能なほど大きなタンクを使用します。
再圧タンク内でヘリウム混合ガスを使用し、ゆっくりと人体に加圧や減圧を行うことで、より安全に100mを超えるような深海への潜水を可能にしています。
潜水前の加圧時にはダイバーズウォッチ内部にもヘリウム混合ガスが侵入し、潜水後の減圧時には時計内部からヘリウム混合ガスが抜けていきます。
通常の腕時計は、減圧時の気圧差により風防が外れるといった問題が発生してしまいますが、ヘリウムエスケープバルブによって時計内部に入り込んだヘリウム混合ガスを逃すことで時計の破損を防いでいるのです。
日常生活で使用することはない機能ではありますが、プロフェッショナル用のディテールはメーカーの技術力の見せ所ですし、こういったストーリーが時計をより愛着のあるものにしてくれるのではないでしょうか。
「ディープシー126660」はその大きさからか、上位モデルで定価も高額にも関わらず中古市場では「サブマリーナー126610LN」や「シードゥエラー126600」よりも安価に購入が可能です。(2023年7月現在)
確かにスーツスタイルに着用するには少し大きな腕時計ですが、より高性能なモデルをより安価の購入できるというのは大変魅力的で、「サブマリーナー126610LN」や「シードゥエラー126600」を検討している方も一考の余地があるモデルではないでしょうか。
▼ 今回ご紹介した腕時計はこちら
ロレックス シードゥエラー ディープシー 126660 ブラック
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。